■司法書士試験当日の心得■

【其の壱】8割の得点でOKだということを再認識する

択一及び書式で8割の得点が取れれば間違いなく合格できます。

択一では7問の間違いは許されるわけです。

今まで見たことも聞いたこともないような難問奇問に時間を割かない。

自信のある肢を軸にして答えを導き出すこと。

【其の弐】ファーストインプレッションを尊重する

一定レベル以上の受験生であれば、最終的に5肢のうち、2つの肢の選択に迫られることになります。

どちらか悩んだ場合は、ファーストインプレッションで決断。

それで不正解なら止む無し。変更して間違えた方が悔いが残ります。

【其の参】午前の部が終了した時点で答え合わせはしない

気になった肢の答え合わせをしても、正解でプラスマイナスゼロ、不正解だったらショックも大きく午後の部に影響を与えかねません。

当日の昼休みは午後の部のチェックポイントを確認するなど、先を見て行動すること。

【其の四】午後の択一は早く解いて少しでも書式の時間を作る

近年の書式問題は添付書類が多く示され、必要な登記を判断させる傾向にあります。

また、記載しなければならない事項も増加しています。

受験回数が少ない受験生は、知識が十分整理されていないので、記憶した知識を頭の引き出しから引っ張り出してくるのに時間がかかりますから、書式の時間が不足してしまいます。

午後の択一は早く処理するように強く意識して臨んで下さい。

ある程度の見切りも必要です。

【其の五】己を信じる

1年間一生懸命努力してきたことが無駄になることは決してありません。

自分の可能性を信じて、最後の1分1秒まで今年の合格に食らい付くこと。