先週、祖母の兄であるおじさん関岡猪蔵が亡くなりました。

享年100歳であり、天寿を全うしたといえるでしょう。

おじさんは、教育者であり、ペンネーム 『関岡松籟』 として多くの書道書籍の執筆や後人の指導にもあたっていました。

ここ数年は多忙のためお会いすることができなかったですが、思い出すことはいつも気丈なおじさんの声と立ち振る舞いです。

私の結婚式でも、すばらしいお祝いのスピーチと 『手を携えて共に愛語らう』 と書かれた書簡を頂いて、今でもそれは大事にしています。

 

晩年は、「なにくそ」という言葉をいわば座右の銘とされ、苦しい状況、体調の中でも堪えて乗り越えてきました。

親族だけでの葬儀を予定していたようですが、浪花書道会の生徒さんはじめ沢山の方の要望があり、参列してもらうことになりました。

花が入りきらない程ぎっしり敷き詰めてもらった棺を見ると、おじさんは多くの感謝を受ける人生を送ってきたのだなと誇らしく思えました。

 

没後、病室に置いてあったおじさんの書道袋の中を整理していると、中から筆圧は弱くなっていますが、大きく「おおきに」 と書かれた色紙が出てきたとのこと。

これもおじさんらしい。

 

私もおじさんに追いつけるように、いつまでも若々しく、懐の深い人間になる!