当事務所では行政書士事務所も併設しており、外国人の方の「在留資格許可申請」をお受けすることが度々あります。

通常は、「留学」や「家族滞在」のビザ取得依頼が多いのですが、今般珍しく「興行」目的でのビザ取得の依頼がありました。

「興行」目的とは、外国人の俳優、歌手、スポーツ選手などが日本で在留活動をするに当たって必要となるビザです。

依頼者は建設会社の社長だったのですが、その社長の息子がオランダからミュージシャンを呼んでクラブイベントを開催するので、そのミュージシャンのためのビザ取得申請をお願いしたいとのこと。

なんとその息子さんはまだ中学生なのに、このようなイベントを主催企画しているということで、一度お会いしましたが非常にしっかりしたお子様でした。

社長が会社名義で諸々の契約手続きを行っているとのことでしたが、本業が忙しく時間がなかったのか、開催日まで1カ月しかないという状況でした。

入国管理局と打ち合わせの結果、時間的に非常に難しいとのことでしたが、やれるだけやってみようということで必要書類を収集、作成していきました。

会社の事業目的に「イベントの開催」が含まれていないこともネックでしたが、至急目的変更決議、登記申請も行っていき、可及的速やかに入国管理局に申請を出しました。

最終的な結果出るまでやきもきしていましたが、何とかギリギリのところで許可を得ることができ、オランダのミュージシャンにそれを送ることができました。

社長も息子さんも非常に喜んでおられましたし、当事務所の達成感も大きかったです!

定期的にイベント開催を予定しているようで、今後もその都度お願いしたいとのことでした。

次からはもう少し時間的な余裕をもってお願いしますとは伝えておきましたが・・・(^_-)