先月依頼を受けた案件で被相続人がお父さんである相続放棄申述書類作成業務がありました。
法定相続人は来所された依頼者の女性とお兄さんなのですが、兄はマレーシアのクアラルンプール在住ということでした。
兄は日本に戻ってくる予定が当面ないということなので、電話、メール及び郵送を駆使して慎重に本人確認、依頼意思確認を行い、法定期間内に申述まで漕ぎ着けることができました。
家庭裁判所に確認すると、日本国内在住の方と違って郵券は2倍必要とのことでした。
しかし、最終的に家庭裁判所から相続放棄受理通知書を送達してもらう段階になって、書記官から「マレーシアは裁判所から書類を送達する上で煩雑な事務手続が必要となる国なので、できれば当事務所に受理通知書を送達させてもらうことができないか?」という打診がありました。
念のため、お兄さんから当事務所への「送達場所の申述書」も作成してお預かりしていたので、承諾を得てそれを使用して対応することにしました。
多少イレギュラーな案件でしたが、無事完了したので一安心です。
・・・クアラルンプールは数年前に旅行に行ったことがありますが、日本からの旅行客も多く、リタイア後移住する高齢者の方も多数いるようです。
ただ、非常に蒸し暑かったので、それに弱い私には移住は無理だなぁと思った記憶があります (ーー;)