時効の要件が欠けていた場合、残念ながら時効は完成しません。
この場合は借金の支払いをしなければなりません。
一番ありえるケースは自分のしらないところで裁判をおこされていた場合です。
ではどうすればよいのか?
方法は3つです。
1 自力で返済をする
貸主の通知書などから現在の返済金を確認してから支払う方法です。
しかし、支払っていない期間、「遅延損害金」と呼ばれる利息のようなペナルティーがつけられます。
このペナルティーの金額は期間が長くなるほど大きくなります。
通常、借りた金額より多くの金額を支払うことになります。
資金的な余裕があればこの方法をとることができますが、多くの場合この方法は難しいと思われます。
2 債務整理や自己破産をする
支払いが難しいようであれば、弁護士や司法書士に依頼をして債務整理(任意整理)か自己破産をすることになります。
1にも書いたように、「遅延損害金」の額が相当な額になっているので資金力がある方以外は自己破産をすることになるケースが多いようです。
3 時効完成まで待つ
最後の方法として、時効完成まで待つという方法も考えられます。
これは、時効完成が直前に迫っているのであれば取りえる方法かもしれません。
まだ、数年あるケースは、裁判などを起こされ振り出しに戻される危険、貸主からの督促の不安を常に抱えながら暮らしていく必要があります。
そのような不安定な状態で過ごすことは精神的にも相当厳しい状態になることが予想されます。
状況に応じて2の自己破産や債務整理を検討されることをお勧めします。
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