要介護2の方を登記義務者とする登記申請依頼を仲介業者から受けました。
その方は京都のグループホームに入所されていて、事前のやり取りは娘さんと行うことになりました。
娘さん曰く「会って頂いて、本人がしっかりしているかどうか判断してもらうしかない。私の口からは大丈夫とは申し上げられない」とのことで、判断能力をきちんと有しているのかどうか面談するまで微妙な案件でした。
判断能力を有するという前提で書類など準備していくのですが、お会いしてご本人の状態が「これは厳しい・・・」となれば、当然契約STOPの指示をさせてもらいます。
時間はかかりますが代替手段として後見申立て等を案内せざるを得ないことになります。
正直、判断能力を有しているか否かの判断は難しいです。
日によって判断能力が大きく違う方もいますし、お会いしたその時はしっかりしていても数分後には何を言ったか忘れてしまうような方もいます。
関係者の話も聞いた上で、司法書士の責任を以て、最終判断するしかありません。
今回は幸いにも想定していたほど、判断能力が低い方ではなく、しっかりと質問に返答してもらい無事手続きを進めていくことができました。
グループホーム所在地はちょっと辺鄙なところにあり、最寄り駅は虫が異常発生していて、駅員さんが掃除に大わらわでした。