X弁護士に電話すると衝撃の返答が・・・

・甲氏本人のためを思って、代理人として分割和解した

・連絡付かないと思っていたので、分割和解を行うにあたって甲氏には一切連絡していない

・X弁護士が代わりに支払っていこうと考えていたが、その支払いを失念していた

・他にも受任して処理未了の債権者が2社ある

空いた口が塞がりませんでした。

諸々言い訳を並べていましたが、要は事件を数年間放置していたのです。

甲氏の責任も大きいとは思いますが、受任者として余りにも杜撰、怠慢ではないでしょうか。

弁護士でも司法書士でも「事件放置」は懲戒処分事由のひとつに挙げられるものです。

 

X弁護士からはA社の負債額含め、受任している案件は自分が責任をもって立替払いするので、穏便に収めてもらいたいとの提案がありました。

甲氏にその旨を伝え、判断を委ねたところ、自分に不利益が生じないのならX弁護士の提案で処理してもらいたいとの意向だったので、その方向で処理することに。

 

当事務所では事件の進展がある毎に依頼者に報告しますし、和解前後で内容報告しています。

多くの案件を抱えていますが、管理ソフトを利用しているので、当然のことながら事件放置は起こさせません。

皆さんも法律職に依頼した場合、安心し過ぎずに、万が一何の報告もない場合は、自分から確認するようにされた方がいいでしょう。