闇金被害者の方は、家族には内緒で、一人で取引をしている場合が多いです。

中には夫婦2人で取引していたり、親子2人で取引している被害者もおられますが、この度受任した依頼者の方で家族4人で同じ闇金業者を利用していたケースがありました。

母と長女、長男、次女の4人です。

対面で金銭授受を行っており、当初の借入から母と長女は8年、長男は5年という長期間の取引がありました。

更に、母は年金とパートでの収入暮らしなのですが、今年に入ってから、年金受給銀行口座の通帳とカードを闇金に渡しているという案件でした。

家族が困っていたときに闇金に助けてもらった時が多々あり感謝もしているが、さすがにこのまま高額な利息を払い続けることに、将来の不安を感じた結果のご依頼でした。

確かに助けてもらった面もあるかもしれませんが、違法業者であることに代わりはありません。

きちんと手を切って、生活の建て直しを図ってもらう必要があります。

家族は上記理由もあり、穏便に解決することを望んでおられました。

対面取引でしたので細心の注意を払った交渉が求められましたが、無事解決にもっていくことができました。