債務整理を検討しているのものの、費用がどのくらいかかるか不安な方も多いのではないでしょうか。
確かに借金を減額するには様々な方法があり、あなたに合ったものを選ばなければ損してしまうこともあります。
そこで本記事では、債務整理の料金相場や費用を安く抑える方法を詳しくご紹介。
払えない状況の対処法も解説するので、費用面での不安が少しでも解消できるはずです。
ぜひ最後までチェックして、債務整理にかかるコストを知識として押さえておきましょう。
債務整理の平均費用相場を種類別に解説
債務整理には3つの代表的な方法があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
あなたの状況に合わせたものを選ぶことで、無駄な出費を抑えられるでしょう。
下記が3つの債務整理の方法と費用相場なので、ぜひ押さえておいてください。
- 任意整理:5〜15万円
- 個人再生:50〜90万円
- 自己破産:50〜130万円
任意整理:5〜15万円が平均相場
任意整理は、裁判所を介さず債権者との交渉で借金を減額する方法。
手続きが簡単で費用相場は5〜15万円程度と、最もコストを抑えられます。
特徴は利息分をカットして月々の返済額を楽にするため、大幅な借金減額は望めません。
そして返済額が決まれば、3〜5年以内に完済を目指していきます。
弁護士に依頼する場合の費用相場
任意整理を弁護士に依頼した場合、費用相場は7〜15万円程度。
司法書士と比べれば相談料や着手金のような、細かな報酬まで設定している事務所が多い印象です。
ただし、相談できる借金の金額に上限がないため、すべての案件に対応できるのがメリットといえます。
司法書士に依頼する場合の費用相場
任意整理を司法書士に依頼した場合、費用相場は5〜10万円程度。
無料相談を行なっていたり、着手金がかからなかったりとコストは比較的抑えられます。
ただし、1社140万円以上の借金に対応できないのがデメリットです。
個人再生:50〜90万円が平均相場
個人再生は、裁判所を介する方法で借金を減額させる方法。
手続きが複雑なうえ、費用相場も50〜90万円と高いのが特徴です。
しかし借金を元本から大幅に減額させることが可能で、財産として住宅を残せるのもポイント。
借金の金額が多い方に、向いている方法といえるでしょう。
弁護士に依頼する場合の費用相場
個人再生を弁護士に依頼した場合、費用相場は50〜70万円程度。
抱えている債権者の件数によって、金額が変動します。
メリットとしては、弁護士なら代理人となり裁判所で申し立てが可能です。
司法書士に依頼する場合の費用相場
個人再生を司法書士に依頼した場合、費用相場は35〜50万円程度。
弁護士に比べると安い費用で済みますが、裁判所で代理人になることはできません。
個人再生の裁判費用相場
個人再生は裁判所でも費用が発生し、予納金の費用相場は15〜20万円程度。
これに加えて、細かな実費が1〜2万円ほどかかります。
自己破産:30〜80万円が平均相場
自己破産は裁判所での手続きが必要で、借金を免責させられる方法。
費用も高額で、相場は30〜80万円程です。
借金の返済義務がなくなる代わりに、財産もほぼ全て手放すことになります。
どうしても返済できない状況になったときの、最終手段といえるでしょう。
弁護士に依頼する場合の費用相場
自己破産を弁護士に依頼した場合、費用相場は40〜50万円程度。
メリットとして、裁判所で代理人として申し立てできます。
また弁護士が代理人になることで、裁判所の費用を抑えることも可能です。
司法書士に依頼する場合の費用相場
自己破産を司法書士に依頼した場合、費用相場は30〜40万円程度。
弁護士と比べれば費用が安い一方で、裁判所で代理人にはなれません。
それにより、裁判所の費用が弁護士より高額になってしまう可能性もあります。
自己破産の裁判費用相場
自己破産の裁判所に必要な費用は、状況によって変動します。
債務者に財産がなく同時廃止事件となれば、予納金として2万円程度が必要。
債務者に一定以上の財産があれば管財事件として扱われ、それ以上の予納金が必要です。
この予納金について、弁護士が代理人となる場合は「少額管財事件」となり20万円程度。
債務者本人が申し立てる場合は、通常の管財事件で予納金が50万円かかります。
上記を踏まえて、司法書士を選べば必ずしも安く済むわけではありません。
ただ、もちろん同時廃止になれば司法書士が安くなるでしょう。
債務整理の費用内訳を詳しく解説
債務整理には着手金や報酬金、予納金など様々な費用が細かく設定されます。
それぞれの内訳をしっかりと把握しておくことで、事務所選びの判断材料にもなるはずですよ。
そこで債務整理の種類別に分けて、詳しい費用内訳をご紹介。
ぜひ、事前に把握しておきましょう。
任意整理(5〜15万円)の費用内訳
任意整理は最も手間と費用がかからない方法ですが、費用相場の総額5〜15万円に対して下記の内訳がかかってきます。
- 相談料:無料〜1万円
- 着手金:3〜5万円
- 実費:3万円程度
- 報酬金(減額報酬):減額分の10%程度
司法書士の場合、相談料や着手金は無料で行なっている事務所もあります。
また減額報酬についても、安さをアピールしている事務所なら発生しないケースも多いです。
そして上記の内訳に加えて、過払金があった場合は返還額の20%程度が報酬金として発生するでしょう。
個人再生(50〜90万円)の費用内訳
個人再生の場合、専門家への報酬に加えて裁判所の手続きに必要な費用も発生します。
費用相場の総額50〜90万円に対して内訳は下記の通りです。
- 相談料:無料〜1万円
- 着手金:30万円程度
- 報酬金:30〜65万円程度
- 実費:2〜3万円
- 裁判所の予納金(個人再生委員):15〜25万円
依頼料だけで予算を見ていては、想像以上の出費になってしまうので、裁判所の費用も頭に入れておきましょう。
また司法書士の場合は、代理人として裁判所に申し立てできないため注意してくださいね。
自己破産(30〜80万円)の費用内訳
自己破産も個人再生と同様に、裁判所の手続きが必要な方法で、専門家への依頼料だけでは済みません。
費用相場の総額30〜80万円に対して下記の内訳がかかってきます。
- 相談料:無料〜1万円
- 着手金:50万円程度
- 報酬金:50万円程度
- 実費:2〜3万円
- 裁判所の予納金(破産管財人):20〜50万円
ポイントとしては、状況や事務所によって変動が大きいところと、裁判所の予納金としてかかる破産管財人への報酬。
破産管財人への報酬については、一定以上の財産を持っていれば管財事件として扱われ、破産管財人が選任される費用です。
その一定以上の財産とは、多くの裁判所では20万円以上と定められています。
そこで弁護士なら、代理人として裁判所へ申し立てできて、少額管財事件が適用され費用を20万円程度にまで抑えることが可能です。
ただし司法書士なら代理人にはなれないため、債務者本人が申し立てを行うことになり、通常の管財事件として50万円程度かかります。
そして一定以上の財産がなければ同時廃止事件となり、破産管財人は選任されずそのまま終了です。
【費用を比較】債務整理におすすめの弁護士・司法書士6選
債務整理するうえで、様々な事務所の費用を比較するのはとても大切です。
そこで、債務整理を頼めるおすすめの弁護士・司法書士を一覧で紹介します。
ぜひそれぞれの特徴を比較し、気になる事務所を見つけてみてくださいね。
1.ウイズユー司法書士事務所
相談費用 | 無料 |
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着手金 | なし |
任意整理の費用 | 11,000円~110,000円/1社 ・債務残高により増減 ・過払い金:返還額の20% |
個人再生の費用 | 住宅ローン特則なし:528,000円〜 住宅ローン特則あり:583,000円〜 |
自己破産の費用 | 473,000円〜 ・管財事件の場合は別途55,000円〜 ・予納金、申立印紙代、管財事件の場合は管財人報酬(200,000円~)が別途必要 |
対応地域 | 全国 |
受付時間 | 24時間 |
住所 | 大阪府大阪市北区東天満2-9-1 若杉センタービル本館(7F) |
最寄駅 | 南森駅より徒歩4分 |
ウイズユー司法書士事務所は、良心的な価格帯で債務整理できます。
例えば任意整理なら11,000円から依頼することが可能で、着手金や減額報酬もかかりません。
借金で悩むあなたに寄り添って、共に解決へと歩んでくれるので、安心して進められるでしょう。
また支払い方法を豊富に選べるのも、経済状況が厳しい方にとって大きなメリット。
無料相談もできるため、ぜひウイズユー司法書士事務所に連絡してみてください。
ウイズユー司法書士事務所の口コミ
受付から和解まで女性の方に対応していただき、安心してお任せすることができました。
今は、和解してくださった通りお支払いができています。
実はもうすぐ結婚する予定なのですが、先生のお陰で、主人に迷惑をかけることなく、借金を完済できそうです。
引用:公式サイト
2.グリーン司法書士法人
相談費用 | 無料 |
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着手金 | なし |
任意整理の費用 | 21,780円~ ・別途実費がかかります ・過払い金(交渉):返還額の20% ・過払い金(訴訟):返還額の25% |
個人再生の費用 | 330,000円 ・住宅ローン特例計画案付の場合、55,000円加算 ・別途実費がかかります ・2件以降、1件につき22,000円加算 |
自己破産の費用 | 同時廃止:264,000円〜 管財事件:429,000円〜 ・別途実費がかかります ・2件以降、1件につき20,900円加算 |
対応地域 | 全国 |
受付時間 | 平日:9:00~20:00 土日祝:9:00~18:00 メール相談は24時間受付 |
住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目26-2 新宿野村ビル12F |
最寄駅 | 西新宿駅より徒歩4分 |
グリーン司法書士法人は、豊富な実績から培われた確かなノウハウで、最適な債務整理を提案してくれます。
過払金の高額返還交渉にも力を入れており、あなたの借金を可能な限り楽にしてくれるでしょう。
また手続きが行われる瞬間だけを重視しておらず、依頼者のその後の人生を見据えた方針を示してくれるのも魅力。
プロの専門家から、的確な法的アドバイスも得られるので、ぜひグリーン司法書士法人に相談してみてください。
グリーン司法書士法人の口コミ
とてもわかりやすく債務整理について説明していただいた。
また、こちら目線に立って費用等も説明してもらえたので、安心できた
引用:Googleクチコミ
3.司法書士法人アストレックス
相談費用 | 無料 |
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着手金 | なし |
任意整理の費用 | 11,000円~ ・別途事務手数料がかかります ・過払い金(交渉):返還額の18% ・過払い金(訴訟):返還額の20% |
個人再生の費用 | 住宅賃金特別条項なし:330,000円 住宅賃金特別条項あり:385,000円 ・再生委員が選任された場合、再生委員への報酬が別途必要(15〜25万円程度) ・債権者数が6件超えの場合、1件につき11,000円加算 ・別途実費がかかります ・別途事務手数料がかかります |
自己破産の費用 | 同時廃止:330,000円〜 管財事件:385,000円〜 ・管財事件の場合、管財費用が別途必要(20〜50万円程度) ・債権者数が6件超えの場合、1件につき11,000円加算 ・別途実費がかかります ・別途事務手数料がかかります |
対応地域 | 全国 |
受付時間 | 【平日】 09:00~21:00 【日】 10:00~18:00 |
住所 | 大阪府大阪市中央区淡路町1-4-9 TPR北浜ビル(7F) |
最寄駅 | 堺筋本町駅より徒歩8分 |
司法書士法人アストレックスは、依頼者の状況に合わせた柔軟な債務整理が可能です。
経済状況や要望をしっかりとヒアリングして汲んでくれるため、最適な方針で借金問題解決へと進めますよ。
また過払い金調査も無料で行っており、過去に払い過ぎた利息が戻ってくるチャンス。
もちろん、着手金や減額報酬のような費用もかからないため、リーズナブルに債務整理を進められるでしょう。
「依頼者に明日を提供する」という企業理念のもとスピード解決へと導いてくれるので、ぜひ相談してみてください。
司法書士法人アストレックスの口コミ
迅速に対応していただき、費用も相談に乗っていただきました。
とても良かったです。
引用:Googleクチコミ
4.りらいふ法務事務所
相談費用 | 無料 |
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着手金 | 任意整理:44,000円+実費(5,500円) 個人再生:220,000円+実費 自己破産:165,000円+実費 ・任意整理は和解できなかった場合、着手金全額返金 ・任意整理は保証人も含めて対応する場合、22,000円/1件加算 ・任意整理は裁判が必要な場合、22,000円/1件加算 ・個人再生及び自己破産は債権者が6件以上の場合、1件11,000円加算 ・個人再生は住宅資金特別条項を利用する場合、55,000円加算 |
任意整理の費用 | 解決報酬なし・減額報酬なし |
個人再生の費用 | 110,000円(解決報酬) |
自己破産の費用 | 110,000円(解決報酬) |
対応地域 | 全国 |
受付時間 | 9:00~21:00 |
住所 | 大阪府大阪市中央区南船場1丁目3-14 ストークビル南船場306号室 |
最寄駅 | 長堀橋駅より徒歩4分 |
りらいふ法務事務所は顧客第一を企業理念としており、経験豊富な司法書士が迅速かつ丁寧な対応をしてくれます。
「全額返金保証」を掲げており、借金問題に対して圧倒的な自信を持っているのもポイント。
もちろん債務整理に関しても、依頼者に合わせた最適な解決方針を提案してくれるでしょう。
また分割払いや後払いにも柔軟に対応しており、支払いにおける心配が少ないのも魅力。
もちろん相談料も無料なため、ぜひりらいふ法務事務所に連絡してみてくださいね。
りらいふ法務事務所の口コミ
任意整理で以前お世話になりました。
初めてだったもので、右も左も全く分からなかったのですが、親切丁寧にアドバイスしていただき、相談の段階で返済の計画までしっかりと立ててくれたので、不安なく進められたのが好印象です。
また担当してくれた方も経験豊富で、とても頼りになりました。
こちらの質問にも一つひとつ丁寧に答えていただき、シンプルに信頼できるなと感じましたね。
費用や支払い方法に関してもすごく柔軟に対応していただき、感謝しかありません。
借金問題に関してかなり頼りになるので、おすすめします。
(大阪府 / 38歳 / 男性)
5.司法書士法人ホワイトリーガル
相談費用 | 無料 |
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着手金 | なし |
任意整理の費用 | 44,000円+実費 |
個人再生の費用 | 住宅ローンの特約なし:385,000円 住宅ローンの特約あり:440,000円 ・その他、再生委員に対する報酬がかかります ・別途実費がかかります ・出張の場合、別途交通費と日当がかかります |
自己破産の費用 | 330,000円+15,000円程度(裁判所費用) 管財事件:385,000円+15,000円程度(裁判所費用) ・別途実費がかかります ・出張の場合、別途交通費と日当がかかります |
対応地域 | 全国 |
受付時間 | 24時間 |
住所 | 東京都港区三田1-3-4 天翔麻布十番ビル805 |
最寄駅 | 赤羽橋駅より徒歩4分 |
司法書士法人ホワイトリーガルは、業界最安値を掲げる司法書士事務所。
相談は何度でも無料で、着手金や減額報酬もかかりません。
さらに特別な割引制度もあるため、費用をできるだけ抑えて債務整理できますよ。
もちろん実績も豊富で、24年間で26,200件もの借金問題を解決してきました。
借金減額診断も無料で行えるため、ぜひ司法書士法人ホワイトリーガルに相談してみてください。
司法書士法人ホワイトリーガルの口コミ
3社以上から借り入れしており、首が回らない状態だったところを助けてもらいました。
経済状況がかなりひっ迫していたので、そのことも相談したのですが、親身になって聞いてくださり、とても感謝しております。
自分に合った支払い方法やプランで進めてくれたので、無理なく借金を完済できました。
とてもお世話になりました。
(東京都 / 41歳 / 男性)
6.シン・イストワール法律事務所
相談費用 | 無料 |
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着手金 | 任意整理:58,300円 個人再生(住宅ローンなし):506,000円 個人再生(住宅ローンあり):605,000円 自己破産(同時廃止事件):407,000円 自己破産(少額管財事件):506,000円 |
任意整理の費用 | 任意整理:減額分の11%相当 ・過払金の回収は、別途報酬金が発生 ・違法業者を含む場合、事案に応じて協議あり |
個人再生の費用 | ・債権者1件にあたり、11,000円加算 ・個人再生委員報酬の積立が別途必要(裁判所による) |
自己破産の費用 | ・債権者1件にあたり、11,000円加算 ・別途実費が発生 ・管財事件の場合、管財予納金の積立が別途必要 |
対応地域 | 全国 |
受付時間 | 9:00~21:00 |
住所 | 東京都千代田区平河町2丁目4-13 ノーブルコート平河町(4F) |
最寄駅 | 永田町駅より徒歩6分 |
シン・イストワール法律事務所は、弁護士では珍しい無料相談を受け付けています。
そのうえ分割払いや後払いにも対応しており、支払いが厳しい方でも安心して相談できるはずですよ。
また弁護士なので、個人再生や自己破産の場合、代理人として裁判所へ申し立てすることも可能。
依頼料金ですらリーズナブルですが、裁判所の費用さえも抑えられるのでおすすめです。
ぜひシン・イストワール法律事務所に、債務整理の相談をしてみてください。
シン・イストワール法律事務所の口コミ
借金があり、職も失い、本当に絶望していました。
しかし借金を免除できる方法があると友人から聞き、こちらの事務所に相談させていただきました。
対応も早く、相談も丁寧に聞いていただけたため、不安なく進められたと思います。
正直、裁判やら手続きは大変でしたが、弁護士さんがしっかりとサポートしてくれたため、なんとか免責していただけました。
この度は本当にありがとうございます。
(東京都 / 52歳 / 男性)
債務整理の費用はいつ払うのか
債務整理では、それぞれの方法によって費用を払うタイミングが違ってきます。
手続きの流れや内容が違うため、事前に把握しておけばスムーズに進められるでしょう。
それぞれの方法別に、どのタイミングで何の費用を払うかを解説するので、ぜひチェックしてみてください。
任意整理の費用を払うタイミング
任意整理で費用を支払うのは、下記のタイミングです。
- 相談するとき【相談料】
- 着手するとき【着手金】
- 解決したとき【報酬金】
簡単な手続きで済む方法のため、支払いについても非常にシンプル。
主な流れは下記の通りなので、ぜひイメージしておきましょう。
- 専門家に相談する【相談料】
- 委任契約を結ぶ【着手金】
- 受任通知により督促や取り立てが止まる
- 取引履歴をもとに利息の引き直し計算する
- 借金返済に向けた計画書を作成する
- 専門家が債権者と交渉する
- 和解が成立し方針が決定する【報酬金】
- 新たなプランで返済開始
個人再生の費用を払うタイミング
個人再生で費用を支払うのは、下記のタイミングです。
- 相談するとき【相談料】
- 着手するとき【着手金】
- 裁判所へ申し立て【手数料・予納金】
- 再生計画の認可【報酬金】
裁判所を必要とするため、手続きが複雑なのが特徴。
下記の流れを理解し、ぜひ頭に入れておきましょう。
- 専門家に相談する【相談料】
- 委任契約を結ぶ【着手金】
- 受任通知により督促や取り立てが止まる
- 取引履歴をもとに利息の引き直し計算する
- 個人再生申し立て書を作成する
- 裁判所に申し立てをする【手数料・予納金】
- 個人再生の手続き開始
- 裁判所へ再生計画案を提出する
- 債権者の書面決議・意見聴取
- 再生計画案が認められる【報酬金】
- 新たな方針での返済開始
自己破産の費用を払うタイミング
自己破産で費用を支払うのは、下記のタイミングです。
- 相談するとき【相談料】
- 着手するとき【着手金】
- 裁判所へ申し立て【手数料・予納金】
- 破産管財人の選任【予納金(管財事件)】
- 借金免責【報酬金】
裁判所への手続きに加え、財産の状況で変動するのが特徴。
ぜひ事前に流れをイメージして、スムーズに進められるようにしましょう。
- 専門家に相談する【相談料】
- 委任契約を結ぶ【着手金】
- 受任通知により督促や取り立てが止まる
- 自己破産申立書を作成する
- 裁判所に申し立てをする【手数料・予納金】
- 破産審尋が行われる
- 破産手続きが開始される
- 同時廃止事件ならここで終了【報酬金(同時廃止事件)】
- 管財事件なら破産管財人の選任【予納金(管財事件)】
- 債権者へ財産を配当
- 借金免責が認められる【報酬金(管財事件)】
債務整理の費用が払えない時の対処法
債務整理をしたくても、費用が用意できない場合はどうすればよいのでしょうか。
「ただでさえ借金で苦しいのに依頼費用なんて払ってられない」という方もいますよね。
しかしそのような悩みは、当然プロの専門家も承知しているもの。
少しでも支払いを楽にしたり、費用を払える方法を提案してくれるはずです。
下記は代表的な解決方法なので、ぜひ押さえておきましょう。
- 分割払いができる事務所を選ぶ
- 返済がストップしている間に費用を準備する
- 法テラスの制度を利用する
分割払いができる事務所を選ぶ
最近では支払い方法の選択肢を多くしている事務所が増えており、分割払いも可能です。
例えば着手金を分けて支払ったり、報酬金を返済プランに組み込むなど柔軟に対応してくれます。
また後払いに対応している事務所も増加傾向にあり、借金で経済状況が苦しい方でも安心して相談できますよ。
ただし分割回数や金額については事務所によって異なるため、並行して複数の弁護士(司法書士)に連絡してみましょう。
返済がストップしている間に費用を準備する
債務整理で弁護士(司法書士)と委任契約を結べば、債権者に受任通知が送られ督促や取り立てが止まります。
返済プランの方針が決定するまでは、月々の返済も不要になるのです。
つまりこの期間中に弁護士費用を準備できるため、費用面で不安を抱いている方でも無理なく支払えるでしょう。
借金返済と弁護士費用を同時に支払うことはなく、計画的に進められるので安心して相談してみてください。
法テラスの制度を利用する
法テラスを利用すれば、弁護士費用を立て替えてくれる可能性があります。
これは民事法律扶助という制度で、経済的に厳しい方が対象です。
ただし利用するには条件があり、下記を満たさなければいけません。
- 日本国民(在留外国人含む)である
- 月収182,000円以下/資産180万円以下である
- 勝訴できる見込みがなくはない
- 民事法律扶助の目的に合っている
こちらの制度を利用すれば、月に5,000円または10,000円の分割払いで、専門家へ依頼できます。
相談は無料なので、ぜひ費用が払えない場合の選択肢として覚えておきましょう。
債務整理を安い費用で依頼するコツ
債務整理を安く済ませるには、様々な視点からのアプローチが大切です。
選択肢を多く持つことにより、よりリーズナブルな方法で進められますよ。
ぜひ、下記を意識して専門家へ相談してみてください。
- 弁護士と司法書士の費用を比較する
- 複数の事務所で費用を見積もる
- 費用の分散払いを検討する
- 費用倒れにならない金額かチェックする
弁護士と司法書士の費用を比較する
依頼費用だけでいえば、一般的に司法書士の方が費用を抑えられます。
ただし対応できる範囲が違ってくるため、一概に司法書士がすべて安いとはいえません。
例えば裁判所の手続きが必要な個人再生や自己破産なら、弁護士の方が費用面において有利な状況もあるのです。
その都度の状況で両者を比較してみて、トータルコストに注目しながら選んでみてくださいね。
ちなみに裁判所が不要の任意整理であれば、司法書士の方が安いといえるでしょう。
複数の事務所で費用を見積もる
債務整理の費用は事務所によって異なるため、必ず複数の弁護士(司法書士)に相談してみてください。
特に変動が起こりやすいのは、報酬金額や減額報酬の割合です。
また着手金や相談料も、事務所によっては無料なところもあるので注目ポイント。
初期費用を抑えられるだけでも、トータルコストに大きく影響してきますよ。
ただし極端に安過ぎる事務所は怪しいので、信頼できるか入念に調べる必要があるでしょう。
費用の分散払いを検討する
一括払いが厳しければ、分割払いできる事務所を選びましょう。
最近では支払い方法を柔軟に選択できるところが増えており、経済状況が厳しい方でも無理なく相談できます。
ただし、分割払いすることで総額が割高になってしまうケースもあるので要注意。
支払い条件をしっかりと確認したうえで、計画的な返済プランができるのかを検討してみてください。
費用倒れにならない金額かチェックする
債務整理の減額分よりも、弁護士費用の方が高くなってしまったケースを費用倒れといいます。
当然、費用倒れしてしまえば債務整理した意味がありません。
そうならないためにも、相談の段階で細かく債務状況と照らし合わせて話すことが大切ですよ。
しかし費用倒れしてしまうケースは、ほとんど起こらないため安心してください。
なぜなら、債務整理費用の大半が減額された金額の一部から支払われるからです。
債務整理の費用は専門家に相談して安い方法を選択しよう
債務整理の費用について、詳しく解説しました。
実際にかかる相場や内訳、支払いの流れについて明確にイメージできたのではないでしょうか。
本記事の内容をまとめると、下記が重要です。
- 債務整理にはそれぞれ違った方法があり相場や内訳も様々
- 特に任意整理を選択すれば手続きが簡単かつ低コストで借金を減額できる
- 個人再生や自己破産は裁判所費用もかかるので要注意
- 債務整理の費用が払えない場合は分割払いや返済ストップ期間を上手く利用する
- 費用を安く抑えるなら複数の事務所に相談してトータルコストを比較するのがおすすめ
ぜひ上手な選択をして、債務整理の費用負担をできるだけ軽減させましょう。