トラスト弁護士法人から「受任通知書」が届いたら|放置・電話はNG

大事なこと
  • トラスト弁護士法人の「受任通知書」を放置していると裁判を起こされ給料や車などが差し押さえになる可能性がある(特にギルドは要注意)
  • 5年以上前の借金であれば借金は時効になっている場合がある
  • 時効は勝手に成立する訳ではないので心当たりがある方は司法書士や弁護士に依頼
  • 受任通知書の番号に電話をしてしまうと借金の支払い義務が戻ってしまう
  • トラスト弁護士法人の「受任通知書」が届いたら、まずは専門知識のある法律家へ相談を
目次

トラスト弁護士法人とは?どんな事務所?

トラスト弁護士法人は、過去に貸付業務を行っていた消費者金融・信販会社からの債権管理業務を委託され、督促状の送付や交渉業務を行っている法律事務所です。

特に「株式会社ギルド」「令和クレジット」の債権に関する書類を送ってくるケースが目立ちます。

トラスト弁護士法人が代理人をしている企業

株式会社ギルド、れいわクレジット管理株式会社、株式会社クレディア、アペンタクル株式会社

内容例:株式会社ギルドからの債権を受任した場合

受任通知書

前略 当職は、この度、下記債権者から貴殿に対する未払金の債権管理に係る業務の委託を受けましたので、貴殿に対しその旨通知致します。つきましては、未払金支払いの解決に向けてご相談をさせて頂きますのでご連絡下さいますようお願い申し上げます。
なお、ご連絡又はお支払いと本状が行き違いの場合はご容赦願います。

草々

トラスト弁護士法人 受任通知書より引用

請求金額の例(ギルドから受任している場合)

元金未収金利息損害金合計
400,000円0円4,000,000円4,400,000円

※上記の他、お支払日までの損害金が加算されます。

【ご相談・お問合せ先】
株式会社ギルド
〒320-0055
栃木県宇都宮市下戸祭2-3-25
担当者 〇〇 〇〇
電話 028-XXX-XXXX(平日9:00~18:00)

以上

トラスト弁護士法人 受任通知書より引用

株式会社ギルドからの債権は、特に注意が必要です。

  • ギルドは裁判を積極的に行い、一括請求での返済要求にこだわる。
  • ギルドから裁判を起こされ請求金額が払えずに差し押さえや自己破産してしまう方も少なくない。

書面に書かれた番号へ電話をしてしまうと、元本の10倍近い「利息損害金」含めて支払い義務が復活する恐れがあり、裁判を起こされても差し押さえや自己破産の恐れがあるという状況です。
一刻も早く、当事務所を含め、ギルドの問題解決に強い司法書士や弁護士へ相談してください。

内容例:令和クレジット管理からの債権を受任した場合

受任通知書

前略 当職は、この度、下記債権者から貴殿に対する未払金の債権管理に係る業務の委託を受けましたので、貴殿に対しての旨通知致します。つきましては、未払金支払いの解決に向けてご相談をさせて頂きますのでご連絡下さいますようお願い申し上げます。
なお、ご連絡又はお支払いと本状が行き違いの場合はご容赦願います。

草々

1.受任債権

債権者: れいわクレジット管理株式会社(旧社名:MUニコス・クレジット株式会社)
  ※三菱UFJニコス株式会社から分割した会社です。

(※一部黒塗りあり)

ご利用残額合計
350,000円

※上記の他、お支払日までの損害金が加算される場合がございます。

【ご相談・お問合せ先】
れいわクレジット管理株式会社
〒106-0047 東京都港区南麻布4-5-48 フォーサイト南麻布2階
電話 03-xxxx-xxxx(平日9:30~18:00)
事務担当:〇〇〇〇

トラスト弁護士法人 受任通知書より引用

トラスト弁護士法人が「れいわクレジット管理」の代理人だった場合の対処法

トラスト弁護士法人からの通知に「債権者:れいわクレジット管理株式会社」と記載されていた場合、それは過去にMUニコス・クレジット株式会社(旧:三菱UFJニコスの関連会社)などで発生した債務の管理を、れいわクレジットに移管したものである可能性があります。

受任通知書(れいわクレジット管理)への対応方針

  • 5年前の借金である可能性が高いので司法書士や弁護士にまず無料相談などを活用して相談してみること
  • トラスト弁護士法人の受任通知書に書かれた「れいわクレジット管理」の連絡先電話はNG(時効がリセットする恐れがある)
  • トラスト弁護士法人の受任通知書を無視、放置するのはNG、裁判を起こされ給料や車など差し押さえになってしまう恐れがある

時効を主張することで支払いが不要になるケースとは?

借金に時効があることをご存じですか?
民法に基づき、一定期間が経過すると、債権者は法的に請求できなくなります。これが**「消滅時効」**です。

【時効が成立するための3つの条件】

  1. 最後の返済または請求から5年以上が経過していること
  2. その間、債務者(あなた)が返済の意思を示していないこと(電話・書面など)
  3. その期間中に、債権者が裁判等で「債務名義」を取得していないこと

上記3つを満たす場合、あなたは「時効援用」によって支払い義務を免れることができます。

【時効援用により得られるメリット】

  • 借金の法的支払い義務が完全になくなる
  • 督促の手紙や電話、訪問などの取り立てが止まる
  • 将来的な裁判や差し押さえリスクが回避できる

書かれている番号に連絡するのはNG

書類を受け取ると、「まずは連絡しなきゃ…」と焦って電話してしまう方がいます。
しかしこれは絶対に避けるべき行動です。

電話での「支払い意思表示」は要注意

トラスト弁護士法人や、受任通知書に書かれた「ギルド」「れいわクレジット管理」の連絡先などに電話をし、「払います」「少し待ってください」などと伝えてしまうと、
それが債務の承認=時効のリセットにつながってしまう可能性があります。

つまり、本来支払わなくてもよかった借金を、自ら復活させてしまうのです。時効援用の手続きは、必ず法律の専門家を通じて「書面」で行いましょう。

放置は絶対にNG!裁判・差し押さえのリスク

「どうせ古い借金だから、放っておいても大丈夫だろう」
そう思って放置するのも、非常に危険です。

裁判を起こされるとどうなるか?

  • トラスト弁護士法人が裁判所を通じて「支払督促」や「訴状」を送付してくる可能性があります。
  • トラスト弁護士法人から自宅訪問される恐れがあります
  • そのまま無視すると、自動的に「敗訴」扱いとなり、判決が確定
  • 確定判決があると、給料・預金・車などの差し押さえが可能になります。

実際にあった相談事例

📌 ケース1:10年前のギルドの借金に関する書類が届いた例
50代男性/過去にギルド(旧:ハッピークレジット)で借入。最終返済から10年以上経過し、書類が届く。
→ 当事務所が調査のうえ時効援用を実施。支払い義務ゼロ・請求もストップ。

📌 ケース2:返済の意思がないのに連絡してしまった例
40代女性/書類を見て不安になり、トラスト弁護士法人に電話。会話の中で「分割で払えないか」と発言。
→ 相手側に「債務の承認」とされ、時効援用不可に。支払い義務が復活。

まとめ:トラスト弁護士法人の通知は、時効のチャンス

  • 古い借金の請求には、時効援用が非常に有効
  • ただし、対応を誤ると時効がリセットされてしまうリスクがあるため注意が必要
  • 当事務所では、トラスト弁護士法人が絡んだギルド等の時効援用対応実績が多数あります

書類が届いたり電話がかかってきた場合、まずは一人で悩まず、専門家による無料相談をご利用ください。

記事の運営者情報

「アコム」「アイフル」「債権回収会社」「代理の法律事務所」などから届く督促ハガキは、払わなくていい「時効の借金」の可能性が高いです。しかし、ハガキに書かれた電話番号に連絡すると、時効がリセットされてしまうなど落とし穴も多いのです。
ウイズユー司法書士事務所では時効を活かして、支払い義務をなくすお手伝いをしています。
まずは当事務所にご相談ください。
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