れいわクレジット管理の「お知らせ・残高証明書」の借金は支払い不要かも
- れいわクレジット管理の「お知らせ・残高証明書」を放置すると裁判を起こされるリスクがある
- れいわクレジット管理に連絡をすると時効がリセットされ支払い義務が復活
- れいわクレジット管理の請求が5年以上前の借金であれば時効手続きで支払い不要
- 時効は勝手に成立する訳ではないので専門知識のある法律家の無料相談などを活用
「れいわクレジット管理」から突然、「お知らせ」「残高証明書」といった書類が届き、不安になっていませんか?
結論から言うと、その借金、すでに支払う必要がない可能性があります。
理由は、「消滅時効」という法律の制度です。
今回は、れいわクレジット管理から届く書類の意味と、損をせずに正しく対応する方法を解説します。
れいわクレジット管理から届く「お知らせ」や「残高証明書」とは?
れいわクレジット管理は、三菱UFJニコス系列の正規の債権回収会社です。
クレジットカードなどの支払いが長期間滞った場合、その債権(借金)を引き継ぎ、債務者に支払いを請求する役割を担っています。
「お知らせ」や「残高証明書」は、あなたが過去に利用したクレジットカード等に未払いがあり、その残高があることを通知するものです。
よくある書類の例
- 「ご連絡のお願い」
- 「債権譲渡通知書」
- 「残高証明書」
- 「お支払いのお願い」
これらの書類は一見すると今すぐ支払わなければならないように感じますが、焦ってはいけません。
なぜなら、その借金はすでに「時効」が成立している可能性があるからです。
「おしらせ」「残高証明書」の内容
お知らせ
作成日:2025年〇月〇日
拝啓 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さてからご案内申し上げておりますとおり、弊社は三菱UFJニコス株式会社からクレジット債権の一部を会社分割(吸収分割)により承継し、その後、MUニコス・クレジット株式会社かられいわクレジット管理株式会社へ社名変更しております。
これに伴いまして、お客様のお振込先口座が下記記載のとおり変更となっております。
お客様には大変お手数をおかけいたしますが、何卒ご了解くださいますようお願い申し上げます。敬具
※書面ではここに振込み先の銀行口座情報が記載されています。
(本件に関するお問い合わせ)
れいわクレジット管理株式会社
03-6455-6840受付時間:平日9:00〜18:00
れいわクレジット管理「お知らせ」より引用
残高証明書
作成日:2025年〇月〇日
いつも、弊社をご利用いただきまして、誠に有り難うございます。
貴殿に対する貸付金残高は、下記のとおり相違ないことを証明いたします。記
契 約 番 号 100-0xxxxxx
現 在 残 高 130,000 円
不 足 金 0 円
未 収 金 0 円
利 息 0 円
遅 延 損 害 金 0 円
ATM 手 数 料 0 円元利合計 130,000 円
(2025年〇月〇日 現在)
※この証明書の金額等に訂正があるものは、一切無効といたします。
- 上記の様な請求は、最後の支払いから5年以上が経過していれば時効で支払い不要になる可能性が高い
- ところが、令和クレジットに連絡をしてしまったり、「お客様アンケート」などを返送してしまうと、
時効が中断され支払い義務が復活してしまう。 - かといって、何の対応もせずに無視や放置してしまうと、裁判を起こされ、給与や口座を差し押さえられるリスクがある
- まずは、時効に詳しい法律専門家の無料相談などを利用して状況を整理すると上記の様な失敗を避けられます。
すでに時効で支払い義務が消えている可能性について
借金には「消滅時効」という制度があり、最終返済日から原則5年が経過していれば支払義務が消える可能性があります(商取引によっては10年)。
つまり、過去にニコスカードなどを使っていて、5年以上返済ややり取りをしていなければ、その借金は時効により支払う必要がなくなるのです。
注意!時効は勝手に成立する訳ではありません。多くの場合専門知識を持った法律家の手続きが必要です。
ただし、電話をしてしまうと「時効」がリセットされる
ここで重要なのは、勝手に時効が成立するわけではないという点です。
さらに、書類に記載された連絡先へ安易に電話してしまうと、「債務を認めた」と判断されて、時効が中断(リセット)されてしまうリスクがあります。
こんな発言はNG(債務承認とみなされます)
- 「分割にできますか?」
- 「少し待ってください」
- 「払うつもりはあるんですが…」
- 「今は無理ですが、来月なら…」
このような言葉をうっかり言ってしまうだけで、本来払わなくてもよかった借金を、再び支払う義務が生まれてしまうのです。
放置しても危険|裁判・差し押さえのリスクも
かといって、れいわクレジット管理からの書類を無視・放置していると、今度は本当に裁判を起こされるケースもあります。
もし裁判を起こされてしまい、あなたが何も対応しなければ、「支払い義務あり」という判決が下されます。
それにより、給与や預金の差し押さえなどの強制執行につながる恐れもあります。
時効は「援用」という正式な手続きが必要
たとえ時効が成立していたとしても、放っておくだけでは支払義務は消えません。
時効を成立させるためには、「時効援用」という手続きを、れいわクレジット管理に対して正式に通知する必要があります。
この手続きは、内容証明郵便で行うのが一般的ですが、文面に不備があると時効が成立しなかったり、逆に債務を認めたと判断されるリスクもあります。
安心・確実に解決するなら、当事務所にご相談ください
時効援用の成功率を高めるには、法律の専門家への依頼が不可欠と言っても過言ではありません。
当事務所では、れいわクレジット管理からの請求に関するご相談を無料で受け付けております。
あなたのケースが時効に該当するかどうかを丁寧に調査し、必要に応じて時効援用の手続きもすべて代行いたします。