債務整理が保証人に与える影響とは|連帯保証人との違いや迷惑をかけない方法まで解説

考える人

借金の返済に行き詰まり債務整理を検討しているものの、保証人への影響が気になって踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

特に保証人が家族や親しい友人である場合、迷惑をかけたくありませんよね。

そんな方こそ、債務整理の方法を理解することが大切。

上手に進めれば、保証人に影響を与えず債務整理できますよ。

そこで本記事では、債務整理が保証人に与える影響と、迷惑をかけない方法について詳しくご紹介。

また、あなた自身が債務整理している間に保証人になれるのかについても併せて解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

債務整理が保証人に与える影響とは

お金で関係崩壊

債務整理すると、保証人に返済の義務が移ってしまうもの。

その影響の大きさは選択する債務整理の方法で異なり、事前に理解しておくことが大切です。

下記が債務整理の種類とそれぞれの影響なので、保証人に迷惑をかけたくない方は、ぜひ押さえておきましょう。

  • 任意整理:保証人に返済義務が移る可能性がある
  • 個人再生:減額分の借金が保証人に請求される
  • 自己破産:全額分の借金が保証人に請求される

任意整理:保証人に返済義務が移る可能性がある

任意整理は最も保証人への影響が少ない方法ですが、保証人に返済義務が移る可能性はあります。

ではどのようにして保証人への影響を少なくするかというと、保証人付きの借金を債務整理の対象から除外することです。

個人再生や自己破産では債務整理する借金を選べないものの、任意整理なら選択できるため保証人へ迷惑をかけずに進められるでしょう。

また、もし保証人に返済義務が移ってしまっても、債権者との交渉で分割払いにしてもらえる可能性は大いにあります。

なぜなら、保証人が一括返済できなければ、債権者は元本すら回収できなくなるリスクがあるからです。

個人再生:減額分の借金が保証人に請求される

個人再生では、借金の減額分が保証人に請求されてしまいます。

たとえば借金が1,000万円あり、個人再生で主債務者の借金が200万円まで減額された場合、残りの800万円を保証人が支払う必要があるのです。

しかも減額分は一括での支払いを求められることが多く、保証人への負担は非常に大きいでしょう。

保証人との関係を大切にしたい場合は個人再生を避けるか、しっかりと誠意を込めて話し合う必要があります。

自己破産:全額分の借金が保証人に請求される

自己破産の場合、主債務者の借金が全額免除されても、保証人の支払い義務は残ります。

つまり保証人が借金の全額を、主債務者の代わりに支払わなければならなくなるのです。

しかも一括での支払いを求められるケースが多く、保証人の負担は相当大きいといえるでしょう。

上記を踏まえ、自己破産は主債務者にとって借金問題から解放される一方で、保証人には大きな影響を与えるので慎重に選んでくださいね。

債務整理で保証人に影響を与えない方法とは

黒板チョーク

債務整理は保証人に返済義務を移す影響を与えると紹介しましたが、迷惑をかけない方法もあります。

その方法とは、債務整理の種類や進め方、行政の支援制度の利用など様々。

将来的に保証人と良好な関係を築きたいなら、ぜひ理解しておきましょう。

  • 任意整理で保証人に影響する借金は除外する
  • 保証人と連名で任意整理の手続きをする
  • 生活福祉資金貸付制度を利用する

任意整理で保証人に影響する借金は除外する

債務整理のなかでも任意整理なら、どの借金を整理するか選べるため、保証人付きの借金を対象から除外できます。

これは保証人に限らず、例えば車や家のローンも除外できるため、財産を残しながら進められるでしょう。

ただし任意整理の場合、減額されるのは利息分のみで返済額の大幅カットは期待できません。

それを踏まえたうえで、保証人付きの借金を自力で返済していくため、計画的な返済プランをしっかりと考えましょう。

保証人と連名で任意整理の手続きをする

もし返済義務が保証人に移ってしまい、保証人も返済が厳しい状況だった場合、保証人と一緒に任意整理を行う方法もあります。

こうすれば、保証人に一括返済が求められるリスクも避けられるでしょう。

ただし、主債務者が和解条件に沿って返済できなければ、もちろん保証人に請求がいくので滞納は厳禁。

そのうえ、そもそも保証人の同意が必要なので、事前によく話し合いをしておくことが大切です。

生活福祉資金貸付制度を利用する

行政の支援制度である、生活福祉資金貸付制度の利用も検討できます。

この制度は高齢者、障がい者、低所得者を対象に、無利子または低金利で資金を貸し付けるもの。

しかし、借金の返済に直接充てることはできず、貸付時には審査もあります。

特に債務整理中や債務整理を検討中の場合「返済見込みがない」と判断されれば、審査に通らない可能性も高いので要注意です。

あくまでも生活費の足しとして、上手に活用しましょう。

ただし借金問題全体で見れば、また新しく借り入れをすることになり、全く根本解決になっていないためおすすめはしません。

債務整理で保証人も返済できない場合はどうするか

考える人オブジェ

保証人に返済義務が移ってしまったものの、保証人も支払いができなければ困りますよね。

しかしこのような状況でも、いくつか対処法はあるので押さえておきましょう。

保証人の状況に応じて、以下の方法を検討してみてください。

  • 債権者に分割払いの交渉をする
  • 保証人も債務整理をする

債権者に分割払いの交渉をする

保証人が一括返済できないと分かれば、債権者も分割払いに応じてくれるケースは多いでしょう。

なぜなら債権者にとって、借金を回収できない状況になるのが、最も避けたい事態だからです。

そしてこの方法こそが、保証人にとって最も負担が少ない方法でもあります。

さらに弁護士や司法書士に相談すれば、より有利な条件で交渉できるのでおすすめ。

保証人も債務整理をする

どうしても返済が難しい場合は、保証人自身も債務整理を検討する必要があります。

任意整理であれば将来の利息をカットでき、分割での返済も可能になるはずです。

また状況によっては、個人再生や自己破産も選択肢に入るケースがあるので、理解しておきましょう。

何にせよ、弁護士や司法書士のような法律の専門家に相談して、プロ視点の適切な方針を決めることをおすすめします。

債務整理で保証人への影響が不安な人向け弁護士・司法書士6選!

スーツをビシっと

債務整理で保証人へ迷惑をかけたくないなら、弁護士・司法書士に相談するのが一番です。

あなたの状況や要望を汲み取り、プロの視点から最適な解決方法へと導いてくれますよ。

下記では、おすすめの弁護士・司法書士事務所を一覧でご紹介。

気になる費用面や特徴をしっかりと比較できるので、ぜひチェックしてみてください。

1.ウイズユー司法書士事務所

【債務整理】ウイズユー司法書士事務所

相談費用 無料
着手金 なし
費用相場 任意整理:11,000円~
個人再生:528,000円~
自己破産:473,000円~
備考
(その他費用)
【任意整理】
・過払い金:返還額の20%
【個人再生】
・住宅ローン特則あり:583,000円〜
【自己破産】
・管財事件の場合は別途55,000円〜
・予納金、申立印紙代、管財事件の場合は管財人報酬(200,000円~)が別途必要
対応地域 全国
受付時間 24時間
住所 大阪府大阪市北区東天満2-9-1
若杉センタービル本館(7F)
最寄駅 南森駅より徒歩4分

ウイズユー司法書士事務所は、債務整理において保証人に影響を与えない方法を第一に考えてくれます。

借金の状況を丁寧に確認したうえで、できる限り保証人付きの借金を除外できる任意整理での解決を目指してくれるでしょう。

また寄り添い型の対応で定評があり、相談者それぞれの生活環境に応じた提案をしてくれるのも魅力です。

そのうえ年中無休で相談できる体制を整えており、いつでも専門家に相談できるのもポイント。

さらに着手金なしで分割払いにも対応しているため、ぜひウイズユー司法書士事務所へ無料相談してみてください。

ウイズユー司法書士事務所に無料相談する

公式サイトで費用を確認

ウイズユー司法書士事務所の口コミ

複数の会社から借り入れをしており、正直かなり返済がキツくなってました。

毎月というよりも、毎日返済のことを考えて働き生活するのがとても苦しく、しかし保証人にも迷惑をかけられないので悩んでおり、相談させていただきました。

こちらの状況や希望をしっかりとヒアリングしてくれて、丁寧な説明と対応だったのでとても安心できた印象です。

債務整理ってなかなか抵抗があったのですが、もっと早く相談しておけばと思いました!

借金は一人で抱え込んでも何にもならないので、やっぱりプロに聞いた方が良いですね。

(大阪府 / 39歳 /男性)

2.グリーン司法書士法人

グリーン司法書士法人

相談費用 無料
着手金 なし
費用相場 任意整理:21,780円~
個人再生:330,000円~
自己破産:264,000円~
備考
(その他費用)
【任意整理】
・過払い金(交渉):返還額の20%
・過払い金(訴訟):返還額の25%
【個人再生】
・住宅ローン特例計画案付の場合、55,000円加算
・2件以降、1件につき22,000円加算
【自己破産】
・管財事件:429,000円〜
・2件以降、1件につき20,900円加算
対応地域 全国
受付時間 平日:9:00~20:00
土日祝:9:00~18:00
メール相談は24時間受付
住所 東京都新宿区西新宿1丁目26-2
新宿野村ビル12F
最寄駅 西新宿駅より徒歩4分

グリーン司法書士法人は、保証人に迷惑をかけない債務整理の方法を提案してくれます。

相談内容を深く理解したうえで、できるだけ任意整理で解決できる方法を探ってくれるでしょう。

また女性の方でも安心して相談できる専用窓口を設置し、相談しやすい環境を整えているのが特徴。

そのうえ土日祝日の対応も行っており、平日は時間が取れない方にもおすすめです。

着手金なしで分割払いにも柔軟に対応しているため、ぜひグリーン司法書士法人へ相談してみてください。

グリーン司法書士法人に無料相談する(関東在住)

グリーン司法書士法人に無料相談する(関西在住)

グリーン司法書士法人の口コミ

とても感じがよくわかり易く説明してくれて頼れそうな感じでした。

引用:Googleクチコミ

3.司法書士法人アストレックス

【債務整理】司法書士法人アストレックス

相談費用 無料
着手金 なし
費用相場 任意整理:11,000円~
個人再生:330,000円~
自己破産:330,000円~
備考
(その他費用)
【任意整理】
・過払い金(交渉):返還額の18%
・過払い金(訴訟):返還額の20%
【個人再生】
・再生委員が選任された場合、再生委員への報酬が別途必要(15〜25万円程度)
・債権者数が6件超えの場合、1件につき11,000円加算
【自己破産】
・管財事件の場合、管財費用が別途必要(20〜50万円程度)
・債権者数が6件超えの場合、1件につき11,000円加算
対応地域 全国
受付時間 【平日】
09:00~21:00
【日】
10:00~18:00
住所 大阪府大阪市中央区淡路町1-4-9
TPR北浜ビル(7F)
最寄駅 堺筋本町駅より徒歩8分

アストレックス司法書士法人は、債務整理を行う際に希望があれば保証人への配慮を欠かしません。

豊富な経験を持つ司法書士が、任意整理を中心とした解決方法を提示してくれるでしょう。

またインターネットを活用した手続きにも対応しており、遠方の方でも気軽に相談できる環境が整っています。

そのうえ着手金や減額報酬がかからず、支払いも分割で対応してくれるのが特徴。

もちろん徹底した守秘義務も守られているため、ぜひアストレックス司法書士法人へ連絡してみてください。

司法書士法人アストレックスに無料相談する

司法書士法人アストレックスの口コミ

最初は不安でした。相談するのも悩みましたし、他の事務所にも相談してみましたが、男性スタッフも女性スタッフも、とても親切に対応してもらえました。相手からの連絡も無く、今は少し落ち着いています。ありがとうございました。

引用:Googleクチコミ

4.りらいふ法務事務所

りらいふ法務事務所

相談費用 無料
着手金 任意整理:44,000円
個人再生:220,000円
自己破産:165,000円
費用相場 任意整理:無料
個人再生:110,000円(解決報酬)
自己破産:110,000円(解決報酬)
備考
(その他費用)
【任意整理】
・和解できなかった場合、着手金全額返金
・保証人も含めて対応する場合、22,000円/1件加算
・裁判が必要な場合、22,000円/1件加算
【個人再生】
・住宅資金特別条項を利用する場合、55,000円加算
・債権者が6件以上の場合、1件11,000円加算
【自己破産】
・債権者が6件以上の場合、1件11,000円加算
対応地域 全国
受付時間 9:00~21:00
住所 大阪府大阪市中央区南船場1丁目3-14
ストークビル南船場306号室
最寄駅 長堀橋駅より徒歩4分

りらいふ法務事務所は、債務整理の際に保証人の負担を考慮した提案をしてくれます。

10年を超える実績から依頼者の立場・状況に合わせたプランを考え、希望があれば任意整理での解決を目指してくれるでしょう。

また長年培った経験と自信から、全額返金保証を掲げており、安心して任せられるのも魅力です。

そのうえ取り立てにも即日で対応し、支払いも分割・後払いが可能。

ぜひ確かな実績を持つ、りらいふ法務事務所へ無料相談してみてください。

りらいふ法務事務所に無料相談する

りらいふ法務事務所の口コミ

現状で返せる目処のない借入金を抱え、自己破産・任意整理を考えていました。

様々な事務所さんと相談をさせていただいた中でも最も「こちらの気持ち」に寄り添っていただけたので、任意整理をお願いしました。

ほとんどの事務所さんは、ここぞとばかりに契約をしようとする意思が見えるのに対し、りらいふさんは、第一前提として、顧客の心・希望に寄り添って下さいます。

例えるなら、親しい友人の悩みを聞いて下さる、そしてベターな解決策を考えて下さると言った感じです。

初めて通話で相談した際も、2時間ほどかけてお話して下さいました。

また、費用も他の事務所さんと比べて、かなり抑えてくださってますので、お願いする側としても、気持ちがとても軽くなりました。

本当に感謝しています。

引用:Googleクチコミ

5.司法書士法人ホワイトリーガル

司法書士法人ホワイトリーガル

相談費用 無料
着手金 なし
費用相場 任意整理:44,000円
個人再生:385,000円
自己破産:330,000円
備考
(その他費用)
【任意整理】
・別途実費がかかります
【個人再生】
・住宅ローンの特約あり:440,000円
・別途実費がかかります
・その他、再生委員に対する報酬がかかります
・出張の場合、別途交通費と日当がかかります
【自己破産】
・管財事件:385,000円
・裁判所費用として別途15,000円程度かかります
・別途実費がかかります
・出張の場合、別途交通費と日当がかかります
対応地域 全国
受付時間 24時間
住所 東京都港区三田1-3-4
天翔麻布十番ビル805
最寄駅 赤羽橋駅より徒歩4分

ホワイトリーガル司法書士法人は、保証人への影響を最小限に抑えた債務整理を提案してくれます。

債務整理の解決実績26,200件を超える経験から、任意整理を中心とした保証人に影響しない解決プランを示してくれるでしょう。

また業界最安値水準の料金体系で、着手金や減額報酬も発生しないのが魅力。

そのうえ借金の減額診断を無料で実施し、24時間体制で相談を受け付けているのもポイントです。

法務大臣認定の司法書士が対応するホワイトリーガル司法書士法人へ、ぜひ連絡してみてください。

司法書士法人ホワイトリーガルに無料相談する

司法書士法人ホワイトリーガルの口コミ

5年ほど借金で悩んでおり、どうしようもなくなったころ、このホワイトリーガルさんに助けていただきました。

借金減額診断をして、思った以上に減額できることが分かり、安心して依頼できました。

対応も丁寧で、とても誠意のある印象でしたよ。

ありがとうございました。

(38歳 / 東京都 / 男性)

6.シン・イストワール法律事務所

シンイストワール法律

相談費用 無料
着手金 任意整理:58,300円
個人再生:506,000円
自己破産:407,000円
費用相場 任意整理:減額分の11%相当
備考
(その他費用)
【任意整理】
・過払金の回収は、別途報酬金が発生
・違法業者を含む場合、事案に応じて協議あり
【個人再生】
・住宅ローンあり:605,000円
・債権者1件にあたり、11,000円加算
・個人再生委員報酬の積立が別途必要(裁判所による)
【自己破産】
・少額管財事件:506,000円
・債権者1件にあたり、11,000円加算
・別途実費が発生
・管財事件の場合、管財予納金の積立が別途必要
対応地域 全国
受付時間 9:00~21:00
住所 東京都千代田区平河町2丁目4-13
ノーブルコート平河町(4F)
最寄駅 永田町駅より徒歩6分

シン・イストワール法律事務所は、債務整理において保証人に配慮した判断をしてくれます。

プロの弁護士が任意整理での解決を第一に考え、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。

また相談者の立場に立った提案には定評があり、確かな実績を持つ事務所として知られています。

そのうえ支払いは分割・後払いにも対応しており、費用面で安心できるのもポイント。

さらに相談は無料なので、ぜひシン・イストワール法律事務所に連絡してみてください。

シン・イストワール法律事務所に無料相談する

シン・イストワール法律事務所の口コミ

3社ほどから借り入れしており、毎月の返済がかなり厳しくなっていました。

しかしお世話になっている方が保証人になっているのもあり、債務整理するのは抵抗があったんです。

しかしここの事務所はそのへんもしっかり汲み取ってくれて、保証人に迷惑をかけない方針で進めてくれました。

あの節はとても感謝しております。

(42歳 / 東京都 /男性)

債務整理の際に影響する保証人と連帯保証人の違い

友達とお金

保証人と連帯保証人では、債務整理したときの影響が異なります。

保証人には催告の抗弁権や検索の抗弁権、分別の利益といった権利があるのです。

それぞれの権利について解説すると、下記の通り。

権利 内容
催告の抗弁権 保証人が債権者より返済を求められたとき、主債務者に対して返済請求できる権利
検索の抗弁権 保証人が債権者より返済を求められたとき、主債務者に返済能力があることを証明し拒否できる権利
分別の利益 複数人の保証人がいる際、その人数分で金額を切り分け、債務の全額支払い義務を負わない権利

一方で連帯保証人にはこれらの権利がなく、債務者本人と同等の責任が課されます。

つまり主債務者が返済するのが厳しく債務整理した場合、債務の全額を代わりに支払う義務が発生するわけです。

そのため連帯保証人の方が、より厳しい立場に置かれているといえるでしょう。

債務整理している人は保証人になれるのか

お金の上で勉強中

債務整理している最中の方は、原則として保証人にはなれません。

これは、信用情報機関にブラックリストとして記録が残るためです。

ただし、借金以外の保証人であれば可能な場合もあります。

また奨学金の保証人になれない場合は、機関保証を利用すると良いでしょう。

機関保証とは、保証機関が連帯保証する制度で、保証人をつけなくても奨学金を借りられます。

もし返済ができなければ、保証機関が代わりに返済してくれ、その後保証機関から奨学生へ請求する仕組みです。

保証料に関しては、毎月の奨学金から差し引かれるため理解しておいてください。

まとめ:債務整理の際は保証人としっかり話し合うことが大切

プロに相談中

債務整理した際の、保証人への影響について詳しく解説しました。

方法や進め方次第で、保証人への影響が大きく変わることが分かったかと思います。

本記事の内容をまとめると、下記の項目が重要です。

  • 債務整理で保証人に与える影響は返済義務が移ってしまう
  • 債務整理のなかでも特に個人再生や自己破産は保証人に対して多くの影響を与える
  • 債務整理で保証人に迷惑をかけない方法は任意整理で対象から除外すること
  • 保証人と連名で任意整理して負担を軽減させることもできる
  • 債務整理している間は原則保証人になれないが借金以外の保証人ならなれる可能性もある

借金は保証人との信頼関係にも影響してくる問題なので、ぜひ慎重に進めてみてください。