エムテーケー債権管理回収株式会社(MTK)から通知が届いたら放置や電話はNG|011-252-4011
- エムテーケー債権管理回収株式会社(MTK)のハガキや封書を放置していると裁判を起こされる恐れがある
- 5年以上前の借金であれば時効手続きによって支払いが不要になる可能性がある
- しかし、電話や書面で連絡してしまうと、時効がリセットされて支払い義務が復活する
- 時効は勝手に成立するものではなく、「援用」という手続きをしなければならない
突然「エムテーケー債権管理回収株式会社(MTK)」から届くハガキや封書に驚かれる方も多いですが、焦って電話をしたり、無視して放置することはどちらも非常に危険です。 このような通知は、過去の借金に関する督促である可能性が高く、すでに消滅時効が成立しているケースも少なくありません。
ただし、時効を成立させるには「援用」という手続きが必要で、相手に電話をしてしまうなど対応を誤ると本来払わなくてよい借金の支払い義務が復活してしまう恐れがあります。
まず確認したい:時効の成立で支払い義務が消える可能性がある
借金には「時効」という制度があり、原則として最終返済や最後の請求から5年が経過していれば、消滅時効を主張することができます。 ただし、「単に5年経っただけ」では支払い義務は消えません。 自ら時効を主張する=「時効援用」という法的な手続きを踏む必要があります。
時効援用が成功すれば、借金は法的に支払う義務がない状態になります。
【時効が使える条件】
- 最後の支払いや取引から5年以上経過している
- 相手が裁判等で「債務名義」を取得していない(判決・公正証書など)
- 裁判を起こされていない、もしくは判決後10年を経過している
- 自分から支払いを約束したり、分割の申し出をしていない
※債務を認めるような行動があると、その時点で時効がリセットされてしまいます。
【時効手続きによって得られるメリット】
- 借金の法的支払義務がなくなる
- 裁判や差押えのリスクを避けられる
- 督促の電話や通知が来なくなる
- 信用情報に登録されていた場合、早期削除が期待できるケースも
※エムテーケー債権管理回収は信用情報機関に登録しないため、MTKからの請求のみで「ブラックリスト入り」することはありません。 ただし、元債権者(例:ポケットカードなど)による事故情報の登録が残っている場合は、CICで5年、JICCでは完済または援用で削除対象となることがあります。
焦って連絡すると支払い義務が復活する可能性も
「無視するともっと悪くなるのでは…」と不安になり、書類に記載された連絡先に電話してしまう方がいます。 しかし、これは絶対に避けてください。 相手と会話をして「返すつもりです」や「分割にしてくれれば払います」などと話してしまうと、それだけで時効が中断(リセット)されてしまいます。
消滅時効は、債務者が借金の存在を認めると成立しません。 知らずに応じてしまうことで、時効の権利を失うリスクがあるのです。
放置しても危険。訴訟や差押えのリスクも
連絡してはいけないからといって、完全に放置するのもNGです。 債権回収会社は、時効成立前に裁判を起こしてくるケースがあります。 訴訟で敗訴し、判決が確定すれば、今度は10年間の強制執行が可能な債務名義が相手に与えられます。
これにより、給与や口座の差押えが現実のものになります。 つまり「連絡もダメ」「放置もダメ」という中で、正しく安全に対応するには時効援用しかないのです。
エムテーケー債権管理回収からの連絡に見られる特徴
使用される主な電話番号
- 011-252-4011
- 011-806-0120
北海道札幌市の市外局番「011」を使う番号が多く、着信やSMSで確認されることがあります。
封書や書面に見られる主なタイトル
- 減額提案通知
- 訴訟移行通知
- 御連絡
- 債権譲渡通知書兼債権譲受通知書
- 減額相談のお知らせ
- 訴訟申立予告通知
- お知らせ
- 貴殿債務残高確認書
関与する可能性がある債権者(委託元・譲渡元)
- ポケットカード
- ファミマクレジット
- セプト合同会社
- SFコーポレーション(旧・三和ファイナンス)
- 合同会社エムシーフォー
- CFJ合同会社
- 合同会社バント
- 合同会社エムシースリー
- ジュピター合同会社
時効援用の事例
エムテーケー債権管理回収から10年以上前の債権について請求が届いた方の場合、こちらで確認をして最終取引から5年以上が経過しており、相手も訴訟などを起こしていなかった場合には時効援用により請求を完全に止めることができます。
また、ある借金について長年請求がなかったにもかかわらず、突然MTK名義でハガキが届くこともあります。 この様なケースも時効援用で解決し、一切支払うことなく手続き完了となるケースもございます。
当事務所ではエムテーケー債権管理回収の時効援用の対応実績が豊富にございます。
まとめ:一人で判断せず、まずはご相談を
借金の通知が来ると誰しも動揺しますが、「電話しない」「放置しない」そして「相談する」ことが最も安全な行動です。 時効が成立している可能性がある場合は、正しい手続きで援用を行えば、支払いを免れることが可能です。
当事務所では、こうした時効に関するご相談に専門的に対応しています。 まずは借金の通知が届いたら、すぐにご相談ください。 専門家があなたにとって最適な解決策をご提案いたします。