＼ ギルドへの支払いが不要になる可能性があります ／
株式会社ギルドについて
株式会社ギルドは、かつて「ハッピークレジット」「トライト」「ヴァラモス」などと名乗っていた複数の消費者金融が、合併や商号変更を経て現在の形になった債権回収業者です。過去に利用していた貸金業者の名前とは異なるため、「借りた覚えがない」と不安になる方も多いですが、実際には古い借金の回収であるケースが大半です。
焦って連絡をしてしまうと支払い義務が復活する
ギルドから通知が届いても、慌てて記載された連絡先に電話をするのは危険です。というのも、たとえ時効が成立していても、電話で支払いの意思を示したり、少額でも支払ってしまうと、「債務を承認した」とみなされ、時効がリセットされる可能性があります。安易な連絡はせず、まずは時効の成立要件を確認することが重要です。
何もしないと裁判を起こされるなどのリスクがある
一方で、ギルドからの通知を放置しない様に注意しましょう。通知を無視し続けると、ギルドは大阪簡易裁判所などを通じて訴訟を起こしてくるケースがあります。裁判所から訴状が届いても無視してしまうと、敗訴となり、給与や銀行口座の差し押さえに繋がる可能性も。通知を受け取った時点で、迅速な対応が求められます。
延滞5年以上の場合は、時効援用で支払い不要にできる
古い借金であっても、正しく手続きを行えば「時効援用」によって支払い義務を免れることが可能です。
時効手続きによって得られるメリット
- 借金の返済義務が法的に消滅する
- 自宅訪問や督促が止まる
- 精神的なプレッシャーから解放される
時効が使える条件
- 最後の返済または借入から5年以上経過している
- その間に債務承認や一部返済をしていない
- 裁判で確定判決を取られていない、または判決から10年以上経過している
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ギルドからの訴状
ギルドは、消滅時効が成立している可能性が高い債権でも、訴訟を提起してくることがあります。
「返済相談通知」が届くことがある
「返済相談通知」は、差押えなどを示唆しながら連絡を促す書類です。しかし記載されている「最終貸付日」「約定返済日」が5年以上前なら、時効援用の余地があります。電話をする前に、必ず日付を確認してください。
ギルドからの「訪問通知書」
ギルドは、債務者宅を訪問することもあります。不在時には「訪問通知書」がポストに入ることも。このとき、少額でも支払ってしまうと債務承認とされてしまい、時効援用ができなくなる恐れがあります。
ギルドから届く「執行文」について
「執行文」は、過去の裁判で勝訴判決などを得た債権を基に、差押手続きの準備を行うための書類です。記載された事件番号により、裁判の日付が確認できます。10年以上前の判決であれば、時効の可能性があります。
ギルドから届く「最後通告書」について
最後通告書は、穏やかな文面で支払いを求めるものですが、内容を鵜呑みにして連絡するのは危険です。記載情報が乏しいため、まずはご自身の返済履歴を思い出し、5年以上経過しているかを確認しましょう。
ギルドから届く「債務名義確定通知」とは
これは過去にギルドが裁判を起こし、勝訴したことを示す書面です。事件番号から裁判年を確認し、10年以上経っていれば時効援用が可能な場合があります。
ギルドから届く「ご入金のお願い」について
これは「返済相談通知」と内容的にはほとんど同じで、支払いを求める書面です。こちらも、最終貸付日や約定返済日が5年以上前であれば、時効の対象となる可能性があります。
トラスト弁護士法人が代理人として請求書類を送ってくることがある
近年、ギルドはトラスト弁護士法人を名義人として通知を送付してくることがあります。ただし、これは実質的にギルドが送っているもので、交渉窓口もギルドのままという形式的なものです。この場合でも、時効援用の条件を満たしていれば対応可能です。
時効援用にならない場合は債務整理などの方法もある
時効が成立しない場合でも、自己破産・個人再生・任意整理などの手続きで解決を目指すことができます。借金問題に悩んでいるなら、一人で抱え込まずに早めに法律家へ相談しましょう。
まとめ
株式会社ギルドからの通知や訴状が届いた場合、安易に連絡をしてしまうと時効が使えなくなる恐れがあります。かといって放置すれば、裁判や差し押さえのリスクが高まります。
最後の返済から5年以上が経過している場合、時効援用という手続きを通じて支払い義務をなくせる可能性があります。まずはご自身の状況を確認し、必要に応じて当事務所までご相談ください。
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